デザートチーズの作り方

簡単デザートチーズ&ホエイプロテイン!

CLUB CHEESE! > りんごジュースでフレッシュチーズ
酸変性で牛乳を凝固させる。
牛乳のカゼイン(たんぱく質)を酸で凝固させ、チーズを作る。一般的に、酸変性で作るチーズは、レモン汁(pH2程度)や、酢(pH2程度)、クエン酸などを利用するが、pH4程度迄なら十分使える。
個人的にはワイン(pH3程度)、梅酒(ph3程度)辺りでよくチーズを作るが、アルコールが苦手という人にお勧めしたいのが、りんごジュース、ぶどうジュース、グレープフルーツジュース辺りを使用したチーズ。果実の天然の糖度と旨味&香りがほんのり残りフルーティーなチーズに仕上がる。食べ方は、冷やしてそのまま食べるのがお勧めだが、砂糖やメイプルシロップを加えたり、チーズケーキ等を作っても美味しい。
尚ベースはカッテージチーズです。クリーミーに仕上げたい場合は、クリームやヨーグルトを加え、クリームチーズ風にしてください。
牛乳のたんぱく質について
牛乳のたんぱく質は、
・80%…カゼイン
・20%…ホエー
に分けられる。聞きなれない言葉ですが、筋トレなどをしている人にはプロテインとして有名です。
カゼインは水にとけないたんぱく質で、ふつうは牛乳中に微粒子状で分散しており、酢などの酸を加えると固まります。ヨーグルトは、乳酸菌がつくった乳酸によってカゼインが固まったものになります。また分離してできる半透明の液体をホエーといい、そのなかにホエーたんぱく質がとけています。 ちなみに、牛乳が白く見えるのは、カゼインなど牛乳中に浮遊する微粒子に光があたって乱反射するから。
その為、酸を使用して、カゼインを凝固させると残ったホエーは透明に近い色になる。
材料
・牛乳…500㏄
・100%りんごジュース…400㏄
道具(※要煮沸消毒)
・ボウル
・ステンレス鍋かホウロウ鍋
・オタマ
・布
・ザル
・型

▼デザートチーズ作りスタート

1
牛乳を温める➡80℃➡りんごジュース➡攪拌10~20分

セブンイレブンPBの牛乳500㏄と、100%りんごジュース400㏄。
まずは牛乳を弱火で80℃位まで温めます。温度計がない場合は、沸騰させないレベルまで温めればOK。
温まったら温度を保ちつつ、りんごジュースを400㏄程度入れて、10~20分程度攪拌します。大体5分位で牛乳がもろもろしてきます。目安としてはホエーが透明になり、カゼインが分離してきたらOKです。

2
布で濾します。
ボール、ザル、布と重ねてカードを濾します。
濾した状態で8時間位放置し、ホエーを自重で排出させるのがベスト。夜に仕込んで、朝完成が楽です。ただ、手っ取り早く作るなら、30分位濾した後、布を絞って仕上げてもOKです。
※夏場は冷蔵庫に入れてホエーを排出。
ホエーがおいしい!
ある意味このチーズ作りの最大の特徴はホエーがリンゴ味で美味しいという点。筋トレをしている方は、冷やして飲めばいいプロテインになりますw
3
8時間後完成
りんごの甘い香りがする、カッテージチーズの完成。この時水分量が多い場合は、布を軽く絞ってください。食べ方は冷やしてそのまま食べるのがお勧め。あとは砂糖を加えて練りこんだり、おかし作りに使用したり。

↓ちなみに今回は裏ごしして、冷やして食べました。
4
まさにデザートチーズ。
リンゴジュースの糖度がほんのり甘く、裏ごしをしたことで、カッテージチーズが、なめらかでクリーミーに!子供にもおすすめのチーズです。
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