燻製に必要な道具
とりあえず燻製材があれば燻製は出来る。
▼燻製に必要なアイテム
▼燻煙材はチップとウッドが基本。
燻製する際に必ず必要になってくるのがスモークチップやスモークウッド。どちらもホームセンターやネットで購入可能です。種類もナラ、オーク、クルミ、りんごなど色々あります。ちなみに葡萄やみかんや桃といった変り種もあります。違いは色づきや香りになってきますが最初はサクラおススメ。スタンダードな香りでなんにでも基本あいます。後はピート上記燻煙材に少量ブレンドするだけで燻製が美味しくなります。
ちなみにスモークチップとウッドの違いは下記の通り。
・スモークチップ:その名のとおり木屑をチップ状にしたもの。熱源が必要で一般的には電熱器や炭やガスコンロなどであぶり続ける事によりチップより煙が出る。
・スモークウッド:ガスコンロやバーナー等で一度火をつけると線香のように煙が出続ける。熱源いらずで非常に簡単だが温度調整に限度がある。中型のスモーカーであれば60度位が限界。本格的に使うなら温燻や冷燻に向いています。ただ熱源がいらないという点ではキャンプやアウトドアでの使用にも向いています。
▼ダンボールでも燻製は出来ます!
初めて燻製をするのに絶対必要になってくるのがスモーカー。市販品から手作り品、ダッチオーブンやらフライパンまでさまざまなものがスモーカーになります。そこで初心者にまたはキャンプやBBQなどのアウトドアにおススメなのがダンボールを利用したスモーカー。網を100円均一などで購入してダンボールとスモークウッドがあればこれだけで燻製が簡単に出来ます。但しひとつ気をつけなければいけないのが火事。ダンボールなので燃えます。そこでその辺を踏まえるなら市販の10,000円以下で購入出来る金属製スモーカー。出来れば温度計も欲しいところ。おススメは.ノルディックウエアーのインドアスモーカー。初心者~上級者まで充分燻製が楽しめる燻製器です。そのほかスタンダードなところでいえばキャプテンスタッグ、SOTO、コールマン、ユニフレーム辺りのスモーカーなら間違いないところだと思います。
・自作スモーカー
買うのも、ダンボールも嫌であれば自作してみましょう!一斗缶やペール缶があれば立派なスモーカーが出来ますし、ホームセンターで木材を購入して作れば木製スモーカーも出来ます。家庭にあるフライパンや中華鍋もスモーカーになります。ただこの辺はある程度燻製の感覚をつかんでいる人が使うのはいいのですが初心者には温度調整や水気のたまり具合辺りの感覚が難しいのである程度感覚をつかめてからをおススメします。
▼フックでつるすより網がいいと思います
燻製するものにもよりますが最初は網の上に載せて燻製をするのが一番。S字フックなどでつるして燻製は慣れてきたりそれなりのスモーカーを購入してからでOKです。後は先ほども記載しましたが温度計は欲しいところ。温度管理は燻製において失敗するか成功するかを決める重要な要素。何せ温度によって熱燻、温燻、冷燻と燻製の種類が分かれているくらいです。また燻製の際何度くらいでいぶすとこうなるかとか感覚をつかみやすくなるので上達するためにも一種の物差しとして必要になってきます。ただ初めて燻製するパターンでスモークウッドを使うのであればなしでも大丈夫です。ウッドだと温度が60度以上上がることはほぼ皆無ですので温燻目的であれば大概のものがうまくできます。
▼ウッドならいらないのですがチップならどちらか必要
スモークウッドなら熱源はいらないのですが、スモークチップを使うのならカセットガスコンロか電気コンロが必要。(炭火でもOKですが初心者向きではないので炭火は慣れてきたら使ってください。但し.炭火で燻製するとこれがまた美味しいですw)個人的には熱燻製ならカセットガスコンロ、温燻、熱燻なら電気コンロといったところでしょうか。電気コンロは300w、600w切り替えが付いたものがおススメ。アマゾンで2~3千円で購入できます。カセットガスコンロもイワタニ辺りの普通のものやホームセンターで売られているもので大丈夫です。ちなみにこの熱源を使う場合はダンボールは完全NGです。絶対にダンボール燻製しないでください。燃えます。
▼ジップロックにピチットシート
スモークチーズや練り物を燻製するのであれば仕込みは一切いらないのですが、ベーコンやイカやタマゴ辺りを燻製するなら塩抜き用の鍋かボール、ジップロック、バット、アルミホイル辺りはあれば便利。さらに脱水処理にはピチットシートはかなり便利。ただ絶対いるのが冷蔵庫。冬場ならいざ知らず夏場に仕込むなら絶対冷蔵庫は必要。さらに冷蔵庫は脱水能力にも優れ、燻製前の風乾燥処理も冷蔵庫に丸一日放置していればかなり脱水してくれますw。