燻製器の作り方

欲しい燻製器は作ればいい。

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用途別に最適な燻製器の作り方

自作燻製器のメリットは自分の用途に合った燻製器が作れる事と、コスパである。逆にデメリットは作る手間がかかる事だ。
今回は用途別に最適な燻製器とその作り方を紹介。

▼段ボール燻製器:燻製入門はこれから!

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段ボール燻製器作り方段ボール燻製器使い方
▼段ボール燻製器
|製作費:0円~|製作時間:15分|
|熱源:スモークウッドのみ可|
初心者やアウトドアでの燻製に最適な段ボール燻製器。大きな段ボールを使用すれば、大人数の燻製にも対応できる優れものだが、熱源が基本スモークウッドというのが難点。その為食材は冷燻で仕上げるものか、市販のハム、ソーセージ等加熱が不要な物に限られる。
段ボールはスーパーや家電量販店でもらえば0円から作れる。
段ボール燻製器の作り方

▼一斗缶燻製器:マルチに使える優れもの。

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燻製機図面一斗缶燻製器一斗缶燻製器作り方
▼一斗缶燻製器
|製作費:0円~|製作時間:30分|
|熱源:ウッド、ガス、IH、電熱器|
冷燻製以外すべての燻製に対応可能。プロも使う優れもの燻製器。耐久性にも優れ、通常使いであれば1年間は余裕で持つ。ちなみに寿命は底が錆、穴があいた時である。難点としては一斗缶と220の角網の入手。
また一斗缶を二段重ねにしたり、扉をつければかなりお洒落な燻製器に仕上がる。器用な方は是非アレンジしてください。
一斗缶燻製器の作り方

▼燻製鍋:不要な鍋があればチャンス!

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燻製鍋用の網自作燻製鍋燻製鍋作り方
▼鍋燻製器
|製作費:0円~|製作時間:15分|
|熱源:ウッド、ガス、IH、電熱器|

不要な鍋があれば絶対おすすめの燻製器。よくテレビ等で土鍋、ホーロー鍋、ダッチオーブン等で燻製をしているが、絶対に止めたほうが良い。燻製は、器材に、においが移りやすいので、不要な物か専用機でするものだ。
網は鍋より一回り小さい丸網にボルトの脚を4本付ければOK。使い勝手も抜群で自分自身上記の燻製鍋は4年以上使用した。
鍋燻製器の作り方

▼ステンレスボール燻製器:タカハシ推奨!

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ステンレスボール鍋100均ステンレスボールで燻製ボールで燻製機の作り方
▼ステンレスボール燻製器
|製作費:700円~|製作時間:30分|
|熱源:ウッド、ガス、IH、電熱器|
100均で300円で売られている、径300㎜のステンレスボールと100円の丸網で作る燻製器。この燻製器の特徴はサイズ。蓋の高さがあり大概の物であれば燻製器に収まる。コスパにも優れ耐久性も悪くない。その為、100均のステンレスボールより、ぶ厚いステンレスボールを使用した物は、業務用としてプロの料理人もよく使っている。個人的にはこれ以上便利な燻製器は無いと言い切れる。
キッチン燻製に最適で間違いなく誰が使っても、便利と思える燻製機である。
ステンレスボール燻製器の作り方

▼100均土鍋燻製器:手軽に燻製を作りたい人に。

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土鍋燻製器の寸法土鍋燻製器の作り方土鍋で燻製の方法
▼土鍋燻製器
|製作費:100円~|製作時間:0分|
|熱源:ガス|
手軽に燻製が作れて、製作時間も0分だが、基本的に土鍋で空焚きなので数回使うとヒビがはえたり、割れることがある。とりあえず燻製を作ってみたいという方や、アウトドアなどで使い捨てという用途に限る。工夫次第で色々な燻製も作れるがネックは熱燻製オンリーと限られたサイズ。トータルで考えると、上記のステンレスボール燻製器には歯が立たないレベルだ。
また通常の大型の土鍋は燻製器として使うのは勿体ないので、個人的には推奨しません。
土鍋燻製器の作り方

▼木製燻製器:アレンジ自由自在

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ベニヤ燻製器の図面木材で自作燻製器の作り方大型燻製器の作り方
▼木製燻製器
|製作費:980円~|製作時間:2時間|
|熱源:ウッド・電熱器|
アレンジ自由自在の木製燻製器。ここで紹介する燻製器は980円のベニヤ1枚から作る最安値・300㎜角・高さ900㎜の大型燻製器。さらにサーモスタットやタイマーをつけて、全部で7000円ほどのプラン。実際このスペックの燻製器を市販品でもとめたら5万円以上するレベル。この燻製器の最大の特徴は大容量。業務用としても、燻製が量産可能なサイズで、これ一台で燻製は十分と言い切れる。またサーモスタットもこのサイズだからこそ生きてくる。
唯一の難点は熱燻製が出来ないことくらいだ。
木製燻製器の作り方

▼アレンジ・オリジナル燻製器
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大型木製燻製器サーモスタット付き燻製器寸胴燻製器
くろさんの段ボール燻製器
段ボール大型燻製
▼炙り燻製
木材で自作燻製器の作り方
▼穴を掘っての燻製
大型燻製器の作り方
▼アレンジ燻製器は無限の可能性!
・Twitterで知り合った燻製道楽さんの、木製燻製器と寸胴改良の燻製器。かなり大容量で使い勝手も良い燻製器です。寸胴も燻製器にするには最適な形状です。
・Twitterで知り合ったくろさんの段ボール燻製器。危険度マックスのガスコンロで燻製です。三段重ねで燻製慣れしているからこそ出来る燻製です。マネしないでくださいw。

▼個人的に推奨はしないが一般的な自作燻製器

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フライパン燻製器中華鍋燻製器ダッチオーブンで燻製器
▼フライパン燻製器
▼中華鍋燻製器
▼ダッチオーブン燻製器
何度か使ってみましたが、正直使い勝手が悪い燻製器。
一番はフライパン。熱源と網との距離が近すぎる。
二番目は中華鍋。網が安定しない。蓋が合わない。
三番目はダッチオーブン。匂いが移るので勿体ない。
以上ですが基本的に上記三点で燻製をする位であれば、これまで紹介したもので燻製をしたほうが、価格的にも安価である。

▼食材別燻製方法:網、吊るし等

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▼網に乗せて燻製
▼棒に刺して燻製
▼クリップに引っ掛けて燻製
クリップで燻製
▼紐で縛って吊るして燻製
▼S字フックで吊るして燻製
▼洗濯バサミで挟んで乾燥
▼細かいものはアルミを敷いて燻製
▼大型ブロック肉はネットで燻製
▼ナッツや菓子系はザルに入れて燻製
▼醤油、マヨネーズ等は容器に入れて燻製
▼食材に応じて色々な燻製方法で
上記の燻製方法で、ほとんどの燻製が対応可能。用途に応じて使い分けてください。
基本的には、大量に燻製をするものであれば、串に刺したり、紐で吊るす燻製が向いている。またクリップは小型な物の燻製に意外と使える。

※網に乗せて燻製をする場合:チーズなど溶けやすい物や、網目の跡が気になる物は、アルミや紙などを下に敷いて燻製をするといい。
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