
世界各国の燻製チーズの種類

バーンズ牛の乳から作られたチーズ。燻製されたものも人気。4〜8週間で成熟する。

バンデルチーズはインド東部に位置するバンデル発祥のチーズ。成形した後、小さなバスケットに排出し燻製される。その為バンデルは、スモーキーな風味で知られています。


ソフト牛乳チーズ。白カビの皮の下でわずかに灰色がかった色合い。
熟成期間は4~5週間。金型から取り出し塩、チーズモールドまたはブレビバクテリウムリネンを接種し、セラーで熟成される。燻製バージョンも人気である。

牛乳を原料とするセミハードタイプのチーズ。イングランドのサマセット州チェダーで作られていたが、今日では世界中で生産されている。チェダーチーズは最も一般的なチーズのひとつであり、ゴーダチーズと並びプロセスチーズの主な原料となっている。もちろん燻製バージョンも数多く販売されている。

チェルケススモークチーズは、トルコの東部マルマラ地域で生産されている。淡黄色またはクリーム色の厚い地殻。底部とチーズのトップは塩漬けされ、松の木で燻製されます。

羊、牛、山羊の乳が使用され12週以上熟成される。Corleggyはヤギのチーズの2種類、羊のチーズの1種類と「ドラムリン」ブランドの下で牛のチーズの5品種がある。その中でCreenyという商品は、山羊乳のハードチーズで燻製バージョンが人気である。

Gamonéuチーズは、アストゥリアス公国の特定の地域で作られたスペインの脂肪チーズ。最初に作られたGamonéuの村からその名を取っている。軽く燻製されたチーズで、皮にカビがあり、チーズの内部にも少し侵入している。 EUから原産地保護認定をうけている 。

ゴーダチーズは、エダムチーズと並ぶオランダの代表的なチーズ。オランダでのチーズ生産量の60%を占める。ロッテルダム近郊の町、ゴーダで作られたことからこの名前がついた。 主な材料は牛乳とレンネット(凝乳酵素)。燻製ゴーダも数多く作られている。

Gubbeenチーズはセミソフトの牛乳チーズです。キノコやナッツの後味でクリーミーだが成熟度に応じて変化する。燻製バージョンも製造されている。

イディアサバルは、スペインのバスク州およびナバラ州北西部で生産される、羊の乳を原料としたチーズ。セミハードタイプに分類される。出荷前に10日ほどスモークしたものもあり、木材はブナやサンザシを用いる。ヨーロッパの食の遺産に認定されている。

チェチルと呼ばれるロシアの三つ編みしたチーズ。燻製にされたものも多い。ロシアでは一般的なチーズでつまみとしても食べられる。

Korbáčikは半硬質またはミディアムハードストリングチーズの一種。原料は牛か羊の乳。細かく三つ編みに織り込まれたのち燻製し作られています。種類は、塩辛いものからライトなもの、ノンスモークのものなど様々。

クワイトは南アフリカのIndezi riverチーズ社製の牛乳チーズ。クリーミーさが特徴のチーズである。
クワイトチーズはグリーンペッパーコーン、黒コショウ、燻製、カーニバルピーマン、プレーンなど、いくつかの異なる商品が販売されている。

外観は花崗岩に似た皮で、一般的に円筒形でハードタイプの牛乳チーズ。14〜24ヶ月熟成されている。燻製チーズも製造。

メツォボ(エピラス、ギリシャ)の領域で作られた半硬質の燻製パスタフィラータチーズ。牛、羊、ヤギのミルクの混合物から製造されている。

モッツァレッラは、イタリア産のチーズの一種。イタリア南西部のカンパニア州が原産。くせの無い味わいで、独特の弾力ある歯ごたえが特徴である。熟成工程を経ないため、フレッシュチーズに分類される。燻製バージョンも有る。

ポーランドのタトラ山脈地域で塩漬けされ、羊のミルクで作られたスモークチーズ。 Oscypekは厳密に守られたレシピによって製造されています。

スロバキアの伝統的なスモーク羊乳チーズ。 OštiepokはEUの地理的表示の下、保護された商品である。同様のチーズはポーランドタトラ山脈で作られているOscypekだが、製造工程や成分比は異なる。

Palmeroチーズは、カナリア諸島のチーズ。ヤギのミルクから作られ、原産地保護呼称である。チーズは島の小さな農場で作られている。燻製バージョンもあり。燻製は、アーモンドの殻、乾燥サボテン、カナリア諸島の松のなどで行われる。

Parenicaは、伝統的なスロバキアチーズ。非スモークバージョンも生産されているが、通常はスモークをする。 チーズは、カタツムリのような螺旋状に織り込まれストリップで作られている。EUで地理的表示の下、保護された商品である。


Puleチーズは、セルビアのバルカンロバのミルクから作られたチーズ。Puleは「世界で最も高価なチーズ」である。1キロのチーズを作るのに25リットルのミルクが必要とされる。燻製バージョンもある。





Tesynは、英国コーンウォールのヤギのミルク燻製チーズ。2002年にはワールドチーズアワードで賞を獲得。

ゴルゴンゾーラ(Gorgonzola)は、ロンバルディア州とピエモンテ州をまたがる地域で生産されているイタリアの代表的なチーズのひとつ。フランスのロックフォール、イギリスのスティルトンと共に世界三大ブルーチーズに挙げられている。1996年6月12日以来、統制原産地呼称(DOP)を取得している。通常燻製はされないがされたものもある。

オランダを代表するチーズ。もちろん燻製されたものもある。

グリュイエールチーズ(Gruyère)はスイス・グリュイエール地方原産のチーズの一種。チーズフォンデュやラクレットによく使われる他、フランス料理ではエメンタールチーズと並びグラタンやキッシュ、クロックムッシュ、オニオングラタンスープなど主に調理用によく用いられる。

Brezainは牛乳、ラクレット風のフランスのチーズ。チーズが製造された後、薪で燻製される。熟成期間は60日未満。


