燻製レシピ検索TOP >世界の燻製料理を紹介。

世界の燻製:魚-メジャー魚

オランダ・ロシア:鯖の燻製
鯖の燻製は欧州をはじめ島国など世界各国で作られている。特にオランダ、ロシアでは人気でスーパー等で簡単に手に入る。身をほぐしてマヨネーズなどをかけ、パンに乗せたり、サンドイッチにして食べるのがオランダ風。
燻製ニシン
イギリス:燻製ニシン

燻製ニシンはイギリスの伝統的な料理として有名。またバルト海、ボーンホルム島、デンマークの伝統的な料理でもある。イギリスでは塩漬けにして燻製したニシンの呼び名を三つに分けている(正確にはニシンでなくてもよいが)。
・bucklingは主に頭をカットした熱燻製。
・kippersはニシンを開き熱乾燥後に冷燻。
・bloatersは丸干しでニシンを冷燻製。
キッパーは朝食に食べるイギリスの定番料理。なんだか定義がややこしいが結局どれもニシンの燻製である。ちなみに、燻製ニシンの虚偽・red herringという慣用句はキッパーからきている。
また世界一臭い缶詰で有名なスウェーデンのシュールストレミング( surströmming)はニシンの発酵食品である。

オランダ・ドイツ・イギリス:燻製うなぎ

鰻の燻製はオランダ、ドイツでは伝統的に作られている。食べ方はパンにはさんだりして食べるのが一般的。またイギリス料理の鰻のゼリー寄せの燻製バージョンもある。鰻は欧州では定番の燻製食材。

アメリカ:燻製DIP
欧米では燻製魚をDIPにした自家製&商品が人気である。魚はスモークサーモン、ニシン等多種ある。
フィンランド:リューセヒールキャビア
フィンランド:Smörgåskaviar
フィンランドや北欧で人気。燻製タラコをベースとしたクリーミーな塩味のペースト状スプレッド。Creamed Smoked Roeともいわれるがノンスモークタイプもある。トマトソース、タラコ、タマネギ、および塩などがクリーム状になっている。スウェーデンのカレス・キャビアは、最もよく知られているブランド(但しキャビアを使用しているわけではない)。日本でいうところの明太マヨみたいなもの。
イギリス・北欧:燻製タラコ
イギリスや北欧では鱈の燻製と同じくタラコも燻製されている。食べ方はそのまま食べるか、↑カレスキャビアのようにペースト状にされることも多い。
スコットランド:Finnan haddie

フィナン・ハディ(Finnan Haddie)は燻製鱈(コダラ)の事。名前はスコットランドの漁村 フィンドンに因み呼ばれる。もともとはピートで冷燻製した鱈である。1830年代にロンドンで人気となり、ピートの採掘が盛んであるスコットランドのアバディーンで作られ輸送された。食べ方はミルクで煮て朝食にされる。また燻製した鱈を用いたケジャリーというイギリス料理もある。炊いた米、パセリ、ゆで卵、カレー粉、バターもしくはクリーム、場合によってはサルタナを加えて作る、インドに由来をもつ料理だ。

LOX
アメリカ:LOX

サーモンの塩漬け燻製。ベーグルなどのユダヤ系アメリカ人特有の食物とともに食べる場合、スモークサーモンではなくロックスと呼ぶことが多い。語源はドイツ語(Lachs)。またスカンジナビア料理のグラブラクス(gravad LAKS)の異なるバージョンで知られている。

世界各国:燻製トラウト

トラウトは鱒のこと。ニジマス、サクラマス、イワナ、アマゴもくくりは同じ。熱燻、冷燻限らず漁業、養殖をしている各国で燻製されている。

燻製イワシ
各国:燻製イワシ

イワシの燻製は欧州を中心に世界各国で作られている。日本では販売されていないが燻製アンチョビは、究極の酒のつまみ。燻製オイルサーディーンの缶詰は、ラトビア、エストニア産のものをコンビニやスーパーでもみかける。これも最高に旨い。

各国:貝類の燻製

貝類の中でも牡蠣、ホタテ、ムール貝の燻製は缶詰になり各国で販売されている。またオイル漬けなどにされた海外産の缶詰は最近コンビニでも販売されている。

スコットランド:アーブロース・スモーキー
スコットランド:アーブロース・スモーキー
アーブロースの燻製はスコットランドアーブロースの特産品で、ハドック(鱈)を熱燻製する。EUからは、地理的表示名称に認定されている。
グリムスビー・魚の燻製
イギリス:グリムスビー・魚の燻製

グリムスビーは、イギリスの漁業の町で魚の燻製が盛んであった。1950年代の最盛期には、世界で最大かつ最も忙しい漁港であった。 主な燻製は鱈、サーモン、ニシン。2009年グリムスビーの燻製は、欧州委員会によって保護地理的表示(PGI)に認定された。

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